一般名詞 - Generic Nouns
無冠詞の表現
生活に密着した言葉は、特定の意味の場合冠詞を用いずに使う場合があります。ここでは、その代表例を見てみましょう。
SCHOOL, HOME, CHURCH
公共機関は【THE】を使うという例を見てきました。今度は、無冠詞の例を見てみましょう。
school, home, church, hospital は、建物だけでなく、その機能、その場所で行なわれる行為など全て含んだ意味合いの時、冠詞を用いずに使います。
例えば、学生が学校に勉強しに行く場合冠詞無しですが、親が子供の授業参観に行く場合などは、冠詞や所有格が必要です。
school, college, university
home
church
※ hospital
I go to school at 8:00 in the morning.
I had been in a language school for a year before college.
We are supposed to be at home at 6:00.
She has a comfortable home on 7th Avenue.
I go to church every Sunday.
A new priest was employed by the church.
She stayed at hospital for two nights.
I visited the hospital yesterday.
hospital は、アメリカ英語では、the を用いて、公共機関と同じように使うのが一般的です。
BREAKFAST, LUNCH, DINNER
I went to dinner with my friends last night.
今までに何度か出てきた例文です。"went to dinner" と、"dinner" には冠詞が付いていませんね。別の例を見てみましょう。
She made a special dinner for us last night.
I won't forget the dinner.
ここでは、"a dinner" と、"the dinner" と、不定冠詞、冠詞が付いています。冠詞の付いていない "dinner" との違いがわかりますか?
"go to dinner" の "dinner" は、「夕食一般・夕食というもの」について話をしています。それに対し、冠詞つきの "dinner" は、ある特定の 「夕食」について話をしています。
英語の名詞は、breakfast, brunch, lunch, dinner, supper のように、一般的概念を指す時は「不可算名詞」、特定の物を指す時は可算名詞と使い分ける場合があります。
同じ食事でも、meal は常に可算名詞で、「食事に行く」と一般概念的な表現は、a meal を使います。
After the movie we went for a meal in a Chinese restaurant.
LIFE, SOCIETY
life, society 等は、一般論の場合不可算名詞ですが、特定の社会、特定の人生を表す時は、可算名詞扱いになります。
He is a danger to society. 一般論
The United States is a multi-racial society. 特定の社会
Life is short and time is swift.
She came to here to start a new life. 一般論
The Lives of Others is a 2006 German drama film. 特定の人生
They know each other since childhood. 一般論
She had a happy childhood. 特定の子供時代
英語の名詞には可算、不可算、両方になるものがあります。このジャンルに属する名詞が圧倒的に多いです。可算名詞と不可算名詞の使い分け参照)