不定冠詞 A/AN と SOME/ANY - Indefinite Articles
「具体的なものだけれど特定はしていないもの」を指すのが不定冠詞 "A/AN" の役割。
と言われても、一体、「具体的なものだけれど不特定な物」とは、何ぞや?と思うのが、日本語感覚で育った名詞の世界ですよね。
例えば、お腹がすいて「バナナ食べたい。」という時の「バナナ」。これが「具体的なものだけれど不特定な物」です。
この「バナナ」は、「バナナは黄色い」というバナナみたいに、頭の中で考えているバナナではありません。現実に食べられる具体的な物です。
でも「そのバナナ、このバナナ、あなたのバナナ、私のバナナ」のように、特定の物を指しているわけでもありませんね。つまり、「不特定な物」
英語では、この「具体的だけれど不特定な物」を指す時に、不定冠詞 A/AN や、SOME(ANY) を使います。
不定冠詞 A/AN は、可算名詞の単数のみに使い、SOMEは、可算名詞の複数形や不可算名詞に使います。
I want a banana.
I want some cookies.
I want some candy.
この、「具体的だけれど不特定な物」と抽象概念の名詞の差は、「覚える」よりも「慣れ」です。英語の名詞がどう使われているか、常に意識を向けるようにしましょう。
不定冠詞 A/AN の用法
不定冠詞【A】【AN】 は、沢山あるものの中から、適当に一つ指すイメージです。「一つ」を意味するので可算名詞のみに用います。
【AN】は、apple, elephant, old man, hour, のように、母音が直前に来る場合に用います。その方が発音しやすいからです。
不定冠詞 A/AN には、抽象概念を表す可算名詞を表す用法もあります(一般名詞参照)。
A friend of mine came to see me yesterday. (不特定)
A friend is someone who accepts you just the way you are.(抽象的)
不定冠詞【A】【AN】や、定冠詞【THE】 は固有名詞には通常使いませんが、「とある」や「その、あの」の感覚で使われる事があります。
She was called a new Marilyn Monroe.
A Mr. Smith called you an hour ago.
A: I saw Brad Pitt yesterday.
B: You mean, the Brad Pitt?
「新マリリン・モンロー」「スミスさんという方」「あのブラット・ピット?」という感じですね。稀な表現ですが、冠詞の感覚が現れている表現です。
不定冠詞【A】【AN】には、他にも、数詞の【ONE】の代わりに用いられたり、【EACH】 のように、「一つあたり」を意味することがあります。
It takes an hour or two.
The eggs cost $4 a dozen.