時制の感覚
時制の感覚は言語によって違います。
She said that she was watching TV.
彼女はテレビを見ていると言った。
日本語では現在形で「見ている」と表しても、英語では"was watching" 過去で表現しています。
これだけでなく、英語には過去の動作を表現するのに、過去形と現在完了形の2つがあります。
I have already had dinner.
夕食はもう済んだことを表現
I had dinner two hours ago.
いつ夕食をとったかを表現
動作の前後を表す為に時制を使い分けるという、日本語にはない表現方法があります。
I had already had dinner when he called me.
夕食をとった後、彼から電話があった。
We had dinner when he came.
彼が来てから一緒に食事をとった。
また、英語では現在進行形や現在完了進行形を使って、ちょっとした感情を組み込ませる場合があります。
She is studying hard to become a doctor.
猛勉強中を強調
She studies hard to become a doctor.
単なる事実記述
I have been studying for four hours.
4時間という期間を強調
I have studied for four hours.
4時間勉強したことを叙述
日本語訳をしていると、英語独特の時間表現が掴みにくくなります。英語の時制を勉強する時は、英語の時制感覚を身に付ける事を目的にして、頭の中で状況を想像し、概念を作り上げるように勉強しましょう。
桜の英語教室では、英語と日本語の時制感覚の違いに気をつけながら、英語の時制の解説をしています。
時制をマスターするには、色々な表現を沢山使ってみる事です。下記サイトには、練習問題がたくさんあるので、ぜひ挑戦して下さい。