形容詞の働きと用法
形容詞は、名詞を修飾したり、主格や目的格の補語になったりする品詞です。
I saw an interesting movie yesterday. movie を修飾
The movie I saw yesterday was interesting. 主語の補語
I found it interesting. 目的語の補語
英語はとても動的な言葉で、形容詞を多用した文よりも、動詞や副詞を活用した文章の方が、活力のある文章になります。「エッセイでは極力be動詞を使わないように。」と注意されましたが、確かに、be動詞を使うよりも動詞で表現した方が説得力が増します。
- She is an attractive girl.
- She attracts many people.
最初の文は「彼女は魅力的な女の子」という描写です。2番目は「彼女は多くの人を魅了する」と、彼女の動作を描いています。英語で好まれるのは、動詞を使った2番目の文。
文を生き生きさせるのは、形容詞ではなく、動詞や副詞の活用。形容詞は名詞を修飾したり限定したりすることしかできない点に留意しましょう。
形容詞の種類
形容詞とは、名詞の特質、性質等を現す品詞の事です。「良い」「悪い」「綺麗」「醜い」といった、個人の主観的な意見もあれば、「大きい」「四角い」「新しい」「赤い」等、比較的客観的な物もあります。
まずはどんな種類の形容詞があるかみて見ましょう。
Opinion 意見·評価
「綺麗」「汚い」等主観的意見の形容詞。interesting*, surprising*, confusing* 等、動詞の分詞が形容詞として定着している語も多いです。
perfect, beautiful, interesting, tasty, awful, etc.
Size, Shape サイズ·形
「大きい」「小さい」「重い」といった、数量や重量を表す形容詞や、「丸い」「四角い」といった、形を現す形容詞。
large, big, small, heavy, light, round, oval, square, rectangular, triangle, etc.
Age/Temperature 年·新古等/温度
「新しい」「古い」「10年もの」といった、物の年齢をあらわす形容詞や、hot, cold 等温度を表す形容詞。
old, new, young, ancient, antique, 10-year-old, hot, cold, etc.
Color 色
「黒」「白」や、「淡い」「濃い」といった表現。
black, white, red, blue, pale, dark, etc.
Origin 出身
「日本の」「アメリカの」「ヨーロッパの」「アジアの」といったそのものの起源、出身を表す表現。
Japanese, American, Chinese, French, English, Asian, European, etc.
Material 素材
「鉄製」「木製」「ウール素材の」等、物の素材を表す表現。
metallic, wooden*, woolen*, cotton, etc.
形容詞を何個か一緒に使う時は、順番が決まっています。確認しましょう。