時の副詞節 - Adverb Clauses of Time
〜した時、〜しながら、初めて〜した時、〜してまず〜した…等々、日常表現で欠かせない、時の副詞節。時制の感覚がわかり始めたら、時の副詞節と副詞句を勉強しましょう。
主節と従属節
「映画を見た後、中華街に行ってラーメンを食べた。」
という文を例に主節と従属節について考えて見ましょう。
主節とは文全体をまとめる節。日本語の場合、「中華街に行ってラーメンを食べた。」という部分が、この文の主節。
それに対して、「映画を見た後」と言う部分は、従属節。
主節の「ラーメンを食べた」という行動が、何時行なわれたかを説明している部分というわけです。
従属節映画を見た後、主節中華街に行ってラーメンを食べた。
時の副詞節とは、こうした「何時」の部分を説明する節の事。節には、主語・述語の関係が含まれます。
After I watched a movie, I went to Chinatown to have noodles.
従属節は主節よりも重要度の低い事を意味します。上記の例文では、"I watched a movie" より "I went to Chinatown to have noodles" の方が大切な内容です。
どちらも重要と言う時は、
I watched a movie, and then I went to Chinatown to have noodles.
と "and (then)" を使って並列に表現します。
ちょっと細かい事ですが、英語の節を使う時は、主節と従属節の重要度の関係を念頭におくよう心がけましょう。
英語では、時間の前後関係を表すために、主節や従属節で、時制表現に変化をつける事があります。行動の時間的前後を常に意識して使うと、英語の時制の感覚が身に付きますよ。
時の副詞節の大原則
時の副詞節では原則・絶対に未来系は使いません!!
○ When I see him tomorrow, I will ask him.
× When I will see him tomorrow, I will ask him.
口語では使われる事も多々ありますが、基本的には「間違っている用法」です。