動名詞 —Gerunds
動名詞の用法
動名詞は名詞なので、文の主語や目的語、補語になったり、他の名詞を修飾したりします。
一方で、動名詞自体が目的語や前置詞句をとっていることもあるので、文の構造をしっかりとらえる必要があります。
文の主語
下記は、動名詞が主語になっている例です。
Smoking is not good for you.
Playing music is fun.
動名詞 play は目的語を取っています
動名詞の主語は、現実的動作を表している感じがあります。TO-不定詞の主語よりも、使用頻度が高いです。
動詞の目的語
動名詞は特定の動詞の目的語になります。
I enjoy playing music.
I mind your opening the window.
動名詞を取る動詞は、enjoy, admit, appreciate 等、実際の行為を「楽しむ」「認める」「感謝する」といった動詞や、
avoid, escape, postpone など行為の実現を避ける形の動詞が多いです。
動名詞を取る動詞のリストを丸暗記するよりも、TO-不定詞と動名詞を両方取る動詞の意味の違いを学習すると、何となく勘が働くようになります。
前置詞の目的語
動名詞は前置詞の目的語にもなります。
I am interested in playing music.
I am used to acting in front of people.
excited, guilty, surprised 等、特定の形容詞は、前置詞+動名詞を取ります。
She was very excited about having party today.
He is guilty of stealing the motor vehicle.
The members are devoted to supporting communities.
TO-不定詞を取る形容詞もあるので、見比べながら、動名詞とTO-不定詞の感覚の違いを身につけましょう。
前置詞TO + 動名詞は、試験問題の定番です。動名詞を取る動詞・形容詞を確認しておきましょう。
動名詞の形容詞的用法
名詞の形容詞的用法があるように、動名詞も、名詞を修飾する場合があります。 a room for smoking, a machine for sewing と、その名詞の目的・機能を表しています。
a smoking room, a sewing machine, a sleeping bag, a swimming pool
現在分詞と動名詞の区別
名詞を前から修飾している現在分詞と動名詞の区別の仕方は、実は簡単です。文の述語動詞になれば現在分詞、for 〜で目的を表していれば動名詞です。
smiling people (現在分詞)
○ People are smiling. (文の述語動詞)
× People for smiling (意味不明:笑うための人?)
A sewing machine (動名詞)
× A machine saw clothes. (意味不明:人が縫う。機械ではない。)
○ A machine for sewing (縫うための機械)