動名詞 —Gerunds
動名詞は、動詞のような動きのイメージを持った名詞です。もしくは、動詞でありながら、名詞の働きをする品詞。
説明の仕方は色々ありますが、動名詞の与えるイメージは動詞的。動詞のように時制があり、目的語・補語・前置詞句をとる事があります。
一方で英文の構造上は名詞同様、主語になったり、動詞・前置詞の目的語になったり、補語になったりします。
動名詞の形
動名詞の時制·態
動名詞の時制·態についてもう一度おさらいしてみましょう。
- 主動詞と同時 -ing
- I am thinking about not going there.
- 否定形 not doing
- I am thinking about not going there.
- 主動詞より前の行為 having done
- I appreciate having had the opportunity to meet him.
- 受身形 being done
- I am appreciated being invited to your home.
- 主動詞より前:受身形 having been done
- I appreciate having been told the news.
動名詞の時制は、それほど厳密ではなく時制を変化させないと誤解を与える時に主に使われます。
動名詞の主語
動名詞は、所有格や、's を使って、「誰が·何が」行為の主を明確にする事があります。
Do you mind my closing the window?
= Do you mind if I close the window?
Do you mind closing the window?
= Do you mind if you close the window?
"my closing the window" の場合、窓を閉めるのは「私」。それを「あなた」が気にするかどうか聞いています。文の主語と動名詞 closing の動作主が違うので、my という所有格を使っています。
"closing the window" の場合は、窓を閉めるのは文の主語である「あなた」。それを「あなた」が気にするかどうか聞いています。文の主語と動名詞 closing の動作主が同じですから、所有格は用いていません。
DO YOU MIND + 動名詞は、試験にも良く出ますし、日常英会話でも良く使われる言い方です。DO YOU MINDの受け答えと合わせて、しっかり覚えておきましょう。
動名詞の主語は、明確にしないと誤解を与える場合に使います。動名詞の主語が一般の人物であったり、推測可能な場合は、所有格を使いません。
John complained about his roommate's not dishing.
文の主語はJohn, 動名詞の主語はhis roommate
I think reading books is good for children.
readingの主語は一般 → 所有格無し
Her interest is working with her families someday.
動名詞の主語「彼女」は、her により推測可能→所有格無し。