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OF を使った数え方

MANY や MUCH、SOME や ANY 等、色々な名詞の数え方をみてきました。

many people, much money, some students, any information etc.

これらは基本的に「不特定な物」を漠然と数えたもの。けれども、「特定の物」についても言いたい時もあります。そんな時に使うのが、OF を使った数の表現法。

OF のイメージ

OFを使った表現で、many of people, much of money 等、間違えて使った表現を多く見かけます。この場合、many people, much money です。

この、many of, much of を使いこなすには、OF の感覚を理解する必要があります。

OF は、右図のように、取り出すような感覚があります。a grass of water は、water から、a grass を取り出す感覚なのです。

ここでは、まず、a grass of water のような、OF を使った日常の数の表現を見てみましょう。

OF を使った数え方:日常編

water や tea など数えられない不可算名詞は、「一杯」「一切れ」を抜き出すという感覚で数えます。

Can I have a glass of water?

a glass of や、a cup of といった言い方は、日常良く使われる表現です。日本語では、「個」「冊」「本」「束」「件」は名詞との組み合わせが決まっていますが、英語の場合は、イメージ的な物なので、常識で考えて全く問題ありません。ここではいくつか代表例を見てみましょう。

a cup of coffee, tea, soup, etc. a glass of water, milk, wine…
a bowl of cereal, ice-cream… a bottle of water, milk, beer…
a can of tuna, tomato sauce… a slice of bread, toast, pizza…
a packet of salt, sugar, spices… a roll of paper, plastic wrap…
a sheet of paper, metal, music… a bundle of newspapers, wood…
a chunk of meet, ice creem… a grain of salt, sugar, sand…
a piece of * information, advice, furniture, bread, cheese…
a piece of something は、ある一塊の物の中の一つ「断片」という意味。パン一切れ、チーズ一切れという感覚ですね。
an bit of information, advice, woods…
a piece ofan bit of は特に良く使われる表現です。
an bit of の方が piece よりも小さいニュアンスです。
an item of clothing, furniture, jewellery…
an item of something は、一個の独立した物という意味です。clothing, furniture 等、物体の総称を表す不可算名詞に付く場合が多いです。
an articles of clothing, furniture, jewellery…
an articles of clothing (furniture) は畏まった表現です。日常会話では、a piece of clothing (furniture) が一般的です。

こうした数え方は、a drop of, a spoon of, a pinch of…etc, と沢山あります。常識的に考えれば理解できる範疇ですから、難しいことはありません。

これらは、不可算名詞を表すのに使われる事が多いですが、可算名詞を表す単位として使われる事もあります。

a bowl of cherries, a can of beans, a bundle of branches, etc.

「さくらんぼの集合体」から「ボール一個」、「豆の集合体」から「缶一個」、「木の枝の集合体」から「一束」、それぞれ取り出したもののイメージです。

cherries だけでは抽象的概念ですが、a bowl の形を与える事で、「具体的な物」を表しているのです。

このOFの感覚は、何となく理解できると思います。それでは、次に、数詞や、SOME、MANY、ALL 等とOF を使った表現を見てみましょう。

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