条件節 - Condition
条件を表す副詞節です。
If it rains, I don't go.
I don't go if it rains.
「もし〜ならば」という言い方はIF-節が馴染み深いと思いますが、色々ありますよ。ここでは、IF-節以外の言い方を学んでいきましょう。言い方によって、それぞれ条件の度合い、結果との関係が異なっています。
条件を表す副詞節では未来形は使わないのが原則です。 IF-節については条件法を参考にして下さい。
UNLESS
【UNLESS】は IF…NOTの意味で使われます。
Unless it is warm, I don't go
= If it is not warm, I don't go.
ONLY IF
【ONLY IF】は「ある特定の条件下のみ」という意味です。
I will go tomorrow only if it is warm.
Only if it is warm will I go tomorrow.
Onlyが文頭にくると動詞と副詞の位置が変わります。基本文型参照)
AS LONG AS
【AS LONG AS】は、一定の条件下のみという意味です。「〜している間」という意味もあるので注意してください(時の副詞節参照)。
I will go tomorrow as long as it is warm.
WHETHER OR NOT
【WHETHER OR NOT】は、条件A,Bどちらも、結果を左右しないという意味です。
I will go whether it rains or not.
= I will go whether or not it rains.
EVEN IF
【EVEN IF】は、ある条件下であっても、結果は同じという意味です。
Even if it rains, I will go.
I will go even if it rains.
IN CASE/IN THE EVENT THAT
【IN CASE】【IN THE EVENT THAT】は、殆んどその条件が実現する可能性はないが、もしあった場合はという意味。SHOULDが副詞節で使われると、話し手の確実性が下がります。
In case it rains, I bring an umbrella.
In the event that it should rain, I bring an umbrella.
【IN THE EVENT THAT】かなり仰々しい表現で「傘を持っていくかどうか」程度の表現には使わないので、あくまで例として受け止めて下さい。
色々ある条件節の言い方ですが、条件の程度がそれぞれ違っていますので、その感覚を捉えるようにしましょう。
A: If it is cold tomorrow, I won't go out.
B: Yes, unless it is warm, we won't go out.
A: Exactly! We will go out as long as it is warm.
B: Sure! We will go out only if it is warm.
C: Really? Whether it is warm or not, I want to go out.
A: Even if it is freezing?
C: Yes, even if it is freezing, I want to go out.
B: Even if a storm is coming?
C: Well, in case it is a storm, I won't go out.
条件の限定する範囲と、結果の関係を見比べて下さい。それぞれのニュアンスの違い、結果との関連性の違い、つかめますか?
「寒ければ出かけない」という話から徐々に限定する範囲が狭まり、「暖かくなければ出かけない」と変化します。ところが今度は、「温度に関係なく出かけたい。」という話が持ち上がり、「たとえ凍りつくような寒さでも?たとえ嵐であっても?」と聞かれます。流石に「嵐のような場合は、出かけない」という結論に至ります。
それぞれのニュアンスを上手く使い分けて、IF-節ばかりの文から脱却しましょう。