句読点の使い方
句読点を上手く使いこなすと、単調な表現から抜け出せるようになります。豊かな英語表現に近づく為に、句読点の使い方を覚えましょう。
カッコ Parentheses ()
カッコ ( )は、追加情報を入れる際に使用します。生誕や頁を入れたりする際に使用される事が多いです。
カッコ ( )の前後にスペースを入れます。Quotation(")と違い、Comma (,)やPeriod (.)はカッコ ( )の外に打ちます。
Martin Luther King (1929–1968) devoted himself to improve African-Americans' Civil Rights.
In his memoir, he produces evidence of his innocence (Chapter 3).
カッコ ( )は、ダッシュ(—)のような強調の意味はなく、付加情報として添えるという意味です。節やComma (,) を使うと読みにくくなってしまう様な時、とても便利です。
Yesterday I saw a movie star at Dante (my favorite coffee house).
= Yesterday I saw a movie star at Dante, which is my favorite coffee house.
Tony said that John (his son) got married to Lucy (Jenn's daughter).
= Tony said that John, his son, got married to Lucy, Jenn's daughter.
角カッコ Brackets [ ]
角カッコ [ ]は、長文を省略する場合、三点リーダー(…)を使って、引用文を省略する際に使います。カッコ ( )と似たような役割を果たしますが、カッコ ( )程頻度は高くなく、微妙に用法が違います。
"It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us […] that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth."
他人の書いた文章にコメントを入れたり、引用する際にオリジナルにはないコメントを入れたりする際角カッコ [ ]を使います。
原文:Tony said "John got married to Lucy."
加筆:Tony said, "John [his son] got married to Lucy [Jenn's daughter]."
引用文の場合、加筆は厳禁ですが、そのままでは意味のわからない場合など、「作者が注釈を入れた」という意味で、カッコ ( )ではなく、角カッコ [ ]を使います。なた、添削などでも良く使われます。
角カッコ [ ]は、カッコ ( )内に、さらにカッコを入れたい時などにも使われます。
三点リーダー Ellipses (…)
3点リーダー (…)は、引用文の省略を表す際に使います。文中の省略は、前後にスペースを入れます。
原文:Four score and seven years ago our fathers brought forth on this continent, a new nation, conceived in Liberty, and dedicated to the proposition that all men are created equal.
引用:"Four score and seven years ago our fathers brought forth…a new nation, conceived in liberty…"
文末を省略した場合、ピリオドを入れる・入れないは、ルールブックにより違ってきます。書式を確認するようにしましょう。
引用文が長く、一文以上省略する場合は、角カッコ[]で三点リーダーを囲い込みます。角カッコ[]は「必ず使う」という人と「長文の場合」という人がいます。
"It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us […] that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth."
思考の躊躇などを示す用法として使われますが、フォーマルな文書では使わないので注意してください。
I think…, well never mind.