句読点の使い方
句読点を上手く使いこなすと、単調な表現から抜け出せるようになります。豊かな英語表現に近づく為に、句読点の使い方を覚えましょう。
ダッシュ Dash (—)
Dash (—)は、挿入句・文を入れる際に使用します。ダッシュはスペースを入れずに使うのが基本です。読みにくくなるような場合は、スペースを入れても良いですが、読みにくくなるようなダッシュの用法は、あまりお勧めできません。
Dash (—)は、Comma (,)や Parentheses ( )よりも、強調や思考の分断 を表現する事ができます。
Some of countries —mostly developed countries—are ageing societies.
= Some of countries, mostly developed countries, are ageing societies.
This is clear evidence—these chemicals are damaging the environment.
This is clear evidence that these chemicals are damaging the environment.
ダッシュ(—)を使った場合、思考が少し他に飛んでいる事を示します。ですから、ダッシュ(—)で挿入された部分は、省略しても差し支えない事を意味します。
ダッシュはドラマティックに文を演出できます。とは言え、使い過ぎるとその効果が薄れ、却って読みにくくなるので気をつけましょう。
A piece of chocolate cake has a lot of calories—over 400.
A piece of chocolate cake has over 400 calories.
上記の2文は、言っている事は同じですが、Dash(—)を使った方が、400カロリー以上もある!という感じになります。
エヌダッシュ En Dash(–)
ダッシュにはもう一つ、Nダッシュ(–) があります。Mダッシュ(—)よりも幅が狭くて、ハイフン(-)よりも幅が広いもの。Nダッシュ(–) は、n の幅、Mダッシュ(—)m の幅からきた名前です。
エヌダッシュ(–)は、期間や2つの言葉の関係を表す際に使います。
See pages 36–37
a high school–college conference
これらがハイフンと思っていた方多いと思います。実は、エヌダッシュ(–)なのです。
私は、日本語のキーボードでの、ハイフン(-)とエヌダッシュ(–) の打ち分けがわからず、エムダッシュ(—)もよく分からないので全角ダッシュをずっと使っていました。一度も注意された事がありません。 それくらい、ちょっと細かい違いですから、「違うものだ」と知っていれば充分です。