WHEN節の見分け方
【WHEN】は、名詞(先行詞)を修飾する形容詞節として働いたり、先行詞のない名詞節として機能したりすることがあります。おまけに、WHEN-節は、時の副詞節となる事もありますね。
テストで出てくる、名詞節・形容詞節・副詞節の見分け方。文の構造がしっかり読めれば問題はありません。
- I don't know owhen she was born.
know の目的語:名詞節 - I remember the day when she was born.
the day を修飾する形容詞節 - I was six years old when she was born.
「いつ」を意味する副詞節
一番目の文は、名詞節。WHEN-節は、動詞 know の目的語です。名詞節は、名詞の働きをする節。つまり、主語や動詞・前置詞の目的語なら名詞節です。
2番目の文は、形容詞節。形容詞節の目的は名詞(先行詞)を修飾する事。この場合、WHEN-節は、the day を修飾しています。
3番目の文は、副詞節。主語や目的語といった文の要素になっていませんし、名詞を修飾しているわけでもありません。この節は「時間」を表す副詞の役割を果たしています。
WHEN節の形容詞節は、節の中身を見ても不完全とは言えません。その代わり必ず先行詞があるので、それを目安に見極めます。先行詞の無い場合、主語や動詞・前置詞の目的語になら名詞節、そうでなければ「時間」を表す副詞節になります。
WHY節の見分け方
WHYの先行詞は主に the reason。だからと言って、the reason の後は必ず【WHY】とは限りません。イジワルな引っ掛け問題に騙されないよう、見分け方を学びましょう。
- I have a reason why I have to do it. reasonと同格の同格節
- I have a reason that I have to do it. reasonと同格の同格節
- I have a reason to do it.
- I have a reason for doing it.
- This is the reason that I have.
haveの目的語がない不完全な文→reasonを修飾している形容詞節 - This is the reason which I have.
haveの目的語がない不完全な文→reasonを修飾している形容詞節
1、2番の文のように、the reason の後に来る節が内容を説明している場合、WHY節 か 同格のTHAT節 が来ます。節の中身は完全な文です。
reason は、TO-不定詞や、FOR+動名詞も取ります。穴埋め問題で一文字しか入らず、主語の無い場合は、この可能性も見てみましょう。
引っ掛け問題で多いのは、5,6番のように、reason を修飾している形容詞節のパターン。節の中身は不完全な文で、THAT-節、WHICH-節が続きます。
これらも、文の構造がキチンと読み取れていれば問題なく解けます。日本語訳よりも英語の構造を読む練習を取り入れた英語学習はそれだけ効果的なのです。