命令文 - Commands
命令・依頼・忠告・禁止を表す時は、主語を省き、動詞の原型を用います。
Watch your steps.
Wash your hands.
Be advised
Be careful!
ちょっと乱暴な言い方や、差し迫った状態の時は、形容詞・副詞・名詞だけで、"quiet!" とか、"careful!" と言う事があります。"please"を付け足すと、改まった印象になります。
Quiet!
Quite, please. Be quiet, please.
Attention!
Attention, please.
命令文に"please" を用いると、依頼文になります。丁寧に頼みたい時は、助動詞を使います。
Please come to see my show.
Could you pass the salt, please?
禁止を表す時は、Do not (Don't) や Never を使います。"never" の方が、強いニュアンスです。 be-動詞 の否定形でも、命令文の時は、Do not (Don't)を使います。
Don't be so nosy!
Please do not touch the exhibits.
Never ever tell your password to anyone.
命令文+and, or
「早く起きないと遅刻するよ!」と朝たたき起こされたことありませんか? そんな時に使える表現が、命令文+and, orです。【and】【or】の後は、【will】を用いることが多いです。
Do your best, and you will be fine.
= If you do your best, you will be fine.
Wake up, or you will be late.
= If you don't wake up, you will be late.
If については、条件法を参照
命令文+and は、「これをしなさい。そうすれば良い事がある。」という肯定的な表現です。一方、命令文+orは、「これをしなさい。さもないと悪い事が起きる。」という否定的な結果を表現します。
命令形のニュアンス
命令形は、「命令」をする形ですが、ニュアンスは「命令」ではない場合が多々あります。
A: I will quit my job and travel all over the world.
B: Don't be silly. You are just tired.
A: I know. Never mind. I will never be able to travel all over the world.
B: Never ever say "never."
上記の例文の場合、それぞれ
「バカ言わないの。」「気にしないで。」「『絶対』なんて、絶対言っちゃダメ」
という意味です。命令形ですが、「命令」しているわけではありませんね。
会話では受け答えとして、こうした命令形が使われる事が多いです。