名詞の形容詞的用法 - Noun Adjuncts
複合形容詞のハイフンのルール - Hyphenation rules
名詞等にハイフンを用いて一つの形容詞として使う時、一定のルールがあります。
数詞と共に用いる場合
数詞と一緒に名詞を修飾する場合、ハイフン(-)を用います。文の補語の場合と言い方が違うので気をつけましょう。
It was a two-hour show.
The show lasted two hours.
I have a five-year-old nephew.
My nephew is five years old.
名詞を修飾する時は、単数形を用いるというルールから、hour や、year は名詞の前にくる名詞的用法では、単数形です。一方、補語として使われる場合には、hours、years は名詞で、複数の場合は、-s をつけます。
年齢の言い方の違いは、英語のテストではよくでますから、沢山音読して身につけましょう。
He is a forty-year-old man.
He is forty yeas old.
2語以上の分詞で形容する場合
分詞が、2語以上で名詞を前から形容している場合、ハイフン(-)を用います。
English-speaking people
job-related injuries
分詞が叙述用法で使われる場合は、ハイフン(-)はいりません。
This is a well-made dress.
This dress is well made.
She is a well-respected student
She is well respected in her community.
-ly で終わる副詞が分詞を修飾している場合は、副詞が分詞を修飾しているのが明らかなので、ハイフン(-)を用いません。
This is a beautifully designed dress.
Newly employed workers remain in training for four weeks.
分詞については、分詞の形容詞的用法を参考にして下さい。
接頭語と共に用いる場合
接頭語のついた単語(antisocial, nonviolent, postwar, etc.)は一語として扱われる事が多いですが、固有名詞や年代に接頭語が続く場合、ハイフン(-)を用います。
post-World War II
pre-1955
また、接頭語がつく事で、読みにくくなる場合も、ハイフン(-)を使います。
semi-independent (x semiindependent)
pro-choice (x prochoice)
co-editor (×coeditor)
ex- は、「前の夫」「前の彼女」等で、ハイフン(-)を用いる事の多い接頭語です。
ex-boyfriend, ex-girl friend, ex-husband, ex-wife
前置詞を含んだ複合語
前置詞句が名詞を修飾していても、ハイフン(-)は通常つけません。
ただし、 a mother-in-law, a sister-in-law, a right-of-way, up-to-date 等、前置詞を含んだ複合語は、ハイフン(-)を用いる場合があります。
この用法では、sisters-in-law, rights-of-way と、「姉妹」や「権利」といった大元の名詞の方が複数形になります。