原級 - Positive
「〜と同じくらい」という言い方を学習しましょう。よく使われる
AS + 形容詞/副詞+ AS には、倍数を表す表現や、慣用表現がたくさんあります。as…as 以外の表現もありますよ。
AS…AS 構文
AS + 形容詞/副詞+ ASを使って「〜と同じ」と等しい関係を表現できます。【AS】は色々な役目を果たす単語で、最初の【AS】と次の【AS】は機能が違います。
最初のAS は形容詞や副詞の前に来て「同等に」と程度を表します。
次の AS は比較対象を表します。
文を区切る場所をしっかり理解すると、混乱せずに比較できます。
She is as tall as I (am).
She is tall. I am tall.
「同等に背が高い」「私と」
She speaks English as well as I (do).
She speaks English well. I speak English well.
「同等に上手く話す」「私と」
【AS】の置き場所に悩んだ時は、まず通常の文を作ってみましょう。
He has as many books as I (do).
He has many books. I have many books.
× He has books as many as I (do).
He has books many. とは言いませんから、
"He has books as many as I do." は間違った文です。
名詞を修飾する形容詞を比較する時は、間違えやすいので気をつけましょう。
as 形容詞 a 名詞 の表現を使うこともあります。as a 形容詞 名詞よりも気取った響きがあります。
It is not as a nice place as it used to be.
It is not as nice a place as it used to be.
It is not a nice place. It used to be a nice place.
否定文
AS…AS 構文の否定文は、「AはB程…ではない」という意味になります。「同じくらい〜ではない」ではないので気をつけましょう。
The question is not as complicated as it seems.
「同等には難しくない」「見た目ほど」
【NOT】が否定しているのは、最初の as complicated。では、どの程度「複雑ではない」のか、【AS】以下で示しているわけです。
否定のAS…AS 構文は、比較級との書き換え問題がよく出題されます。構文を暗記するのではなく、「何を言っているのか」を見極められるようになると、書き換え問題も楽になります。