形容詞句 - Adjective Prepositional Phrases
「机の上の本」"a book on the desk"「赤いくつをはいた女の子」"a girl in red shoes" など、前置詞句は、名詞を修飾する形容詞句の働きをします。
前置詞句の形容詞としての用法は特に難しく感じることはないでしょう。けれども、自分で発信する時に、上手く使いこなせない事が多いです。
例えば、「着物を着た女性」「駅へ行く道」等、日本語で考えると形容詞節を用いがちですが、英語では
He expected to see many Japanese women in kimono.
Could you tell me the way to the station?
のように前置詞句を使うのが一般的です。
主語・述語の関係を明確にした方が英語は読みやすい文になりますから、形容詞節よりも前置詞句の方が頻度が高いです。英作文や話す時にちょっと注意しましょう。
of 名詞
「〜の」を日本語から英語にする時、なんでも【OF】を使いがちですが、英語の名詞はそれぞれ取る前置詞が決まっており、いつも【OF】とは限りません。
一つ一つ覚えようとするとウンザリしてしまいますが、名詞と前置詞の組み合わせは、動詞と前置詞の組み合わせが適用される事が多いです。
例えば、apply と application。動詞 apply は、「申し込む」という意味では、【FOR】や 【TO】を前置詞にとります。
- apply for a job/ a possition
- apply to a company/ university
これが名詞 application になると同様に 【FOR】や 【TO】を取ります。
- an application for membership
- an application to the court
装置などを「作動させる」という意味や、「塗る」という意味では、目的語を取ります。
- apply the new technology to education
- apply the cream to your face.
この意味の場合、【OF】が前置詞になります。
- application of new technology
- application of paint
全てがこの形になるとは言い切れませんが、大概、動詞がとる前置詞は、その名詞形でも当てはまる場合が多いので参考にして下さい。
いづれにしましても、「○○の〜」という時は、名詞を一度辞書で確認して、どんな前置詞をとるか確認するように心がけましょう。