中級レベル 英会話上達法
簡単な決まり文句なら言えても、「会話」と言う程スムーズではない中級レベル。初級レベルとは違った学習法を取り入れるのが上達のコツです。
まず、聞き取り練習から繰り返し練習に重点をうつします。発声する事で受身の英語が発信用に変わります。
リスニング教材は普通の会話速度にし、英語の構造をしっかり捉える練習をして下さい。英語の構造が身につくと英語表現の応用力がつきます。決まり文句から脱したい方には必須です。
繰り返し練習に重点を置くようになったら、必ず英語の発音練習を行うように心がけてください。一日一音でも良いので、英語の音の特徴を体で覚えるようにします。
英語の発音練習をする事で、英語の聞き取り能力が伸びますし、何よりも繰り返し練習で変なクセをつけなくてすみます。一度変なクセがつくと取り除くのは大変ですから、飽きない程度にしっかりと発音練習して下さい。
繰り返し練習に慣れたら、書き取り練習を取り入れます。書き取りの練習をすると自分の弱点が見えやすくなり、どの部分を重点的に勉強すれば良いかわかりやすくなります。
時間的に余裕のある方は、シャドウィング練習も取り入れましょう。シャドウィングは英語のリズム・発音習得にとても役立ちます。
また、英語の音の構造の特徴をつかみ、つづりと発音の関係にも注意するようにすると、語彙力も付き、伸び悩み状態から抜け出しやすくなります。
中級レベルは、語彙力や文法力の有無が、今後の英語力の伸び方に大きく左右するようになります。「習うより慣れろ」学習だけでは、段々伸び悩み始めるのが中級レベルです。
聞き取り・繰り返し・シャドウィング・書き取りといった一連の学習の上に、英文法学習が必要になります。
といって、受験英語のように、机にかじりついて、英文法学習する必要はありません。
書き取りが上手くできなかったり、テキストの英文と日本語訳が、どうしてそうなるのか?という部分が飲み込めなかった時に、調べるという形で進めていけば充分です。
中級辺りからは、「英語に慣れる練習」をしながら「英文法を習う」事によって、両方の能力が相互的に増していくようになります。英文法学習はつまらないと決め付けず、「表現方法の法則」として学ぶと良いですよ。