書き取り - Dictation
「何となく内容がわかる」から「正確に聞き取れる」レベルに上げるには、書き取り"dictation" 作業は欠かせません。
"繰り返し(リピーティング)" 練習に重点をおき始めたら、英文を書き取る練習 (dictation・ディクテイション)も始めるようにしましょう。
紙に書くことで、 リピーティング練習以上に聞き取りミスが見えてますから、自分が集中的に勉強すべき点が明らかになり、学習効果が上がります。
- 練習法
- 英文を聞きながら書き取り
- 聞き取り(リスニング)練習の済んだテキストを使います。 聞き取り練習に慣れている方は始める前に書き取りします。
- 英文と照らしあわす
- 間違えた箇所に注意しながら、繰り返し練習に役立てます。例えば、前置詞を聞き逃したら、その点をキチンと発音しつつ、リズムに溶け込むように意識しながら、繰り返し練習やシャドウィング練習をします。
- 練習の仕上げにまた書き取り
- 完全に出来るようになるまで、何回も "dictation" を繰り返す必要はありません。
書き取りは、最初に一回、最後に一回です。3回聞いても聞き取れない箇所が、あなたの弱点です。
書き取りの目的は、自分の苦手な英文法項目や発音を知る事と、それを繰り返し練習やシャドウィング練習の練習に役立てる事です。
例えば、英語を聞いていて、"in" という前置詞に気付かずに書き取ったとしましょう。
書き取った時点全く気付かないとしたら、前置詞について良くまだわかっていないという事がわかります。
聞いていて、「おかしいな、"in" があっても良いはずなのに聞き取れない。」場合は、音がリンクする英語独特のリズムが聞き取れていないという事です。
英文法的には理解しているわけですから、繰り返し練習やシャドウィング練習に役立てます。自分の間違いに気付いてから練習すると、"in" という前置詞がどんな風に発音されるか、単語毎では見えない部分が見えてきます。
日を置いて 書き取りをまた行って見て下さい。絶対お勧めです。
一度完璧に出来たとしても、数日後間違えたり逆に、完璧に出来なかったのに、出来るようになっていたりします。人間の脳みそは奥深いのです。