発音練習の必要性
「話す」という作業と「聞く」という作業は連動しています。発音はキチンと出来るけれど聞き取りは出来なくて...なんて事はありません(その逆はあり得ますが)。
発音の練習をキチンとすると、音の違いに敏感になり、英語の聞き取り能力も伸びます。
さらに、発音練習すると英語の音の特徴が見えてくるので、英単語の綴りを覚えるのにも役立ちます。英単語の暗記に時間を費やすより、発音練習すれば一石二鳥というわけです。
ただし、発音練習は単純で飽きやすいのが難点です。キチンとした音の習得は大切ですが、単音だけ練習しても理解される英語は話せません。
発音練習は聞き取りや繰り返しの練習に取り込むように心がけましょう。
英語の発音で一番大切なのは、個々の音ではなくて、音節や強調を意識して発音された独特のリズム。まずはここから意識して、徐々に個々の音を学習するように心がけて下さい。
文字で伝える以上、どうしても、発音練習は限界がありますので、実際に英語の音を聴きながら気をつける点を上げていきます。
一般の英語教材や、ネット上の無料教材、音楽・映画等をうまく活用して見ましょう。
ただし、私はこの練習法で「ネイティブ並」の英語を身につけてはいません。某テレビ局の特派員よりはましな発音ですが、けっして英語母語に間違えられた事はありません。ただ、この練習をしていくと、理解される英語に近づくことは、保証します。
ネイティブ信仰に物申す(英語四方山話)参照。
ちなみに、桜の英語教室では、発音記号は使っていません。アメリカに来て知りましたが、発音記号をまともに知っている英語教師は半分もいませんでした。
英語は表音文字で、完璧でないにしろ、文字による音の表記をしています。英語母語の人達は、発音記号を見て単語の読み方を知るのではなくつづりを見て、発音を知るのです。
つづりと発音の関係を理解するためにも、ここでは、アルファベット表記を中心にして説明しています。