受身文
日本語から英作文をする際に、主語がハッキリしないので、ついつい受身を使ってしまったり、日本語の「れる・られる」をすべて受身で訳してしまったり、とかく間違えて使いがちです。
アクセサリーを彼氏に壊された。
→×I was broken my accessory by my boyfriend.
→△My accessory was broken by my boyfriend.
昨日、友達に突然来られた。
→×I was unexpectedly come by my friend yesterday.
→×My friend was unexpectedly come yesterday.
日本語の受身には、「迷惑」のニュアンスを表す事がありますが、英語の受身には全くこの意味はありません。迷惑を受けた「私」を「〜された」主語にするのは、根本的に間違っています。
My accessary was broken by my boyfriend. は、英文法的には正しいですが、「私のアクセサリーは、彼によって、壊された。」という事象を言っているに過ぎず、日本語にあるような「迷惑」の意味合いは含みません。
英語の受身文は、極端な話、 主語が不明であったり、誰がやったか重要ではなかったりする時か、動作の主体よりされた者・物の方が重要な時のみ使われる、と思って下さい。受身の用法 参照
また、受身文は、責任回避的なニュアンスを与えます。
Son: Mom, a glass is broken.
Mom: Did you break it?
日本語にも、このニュアンスはありますね。同じ用途で使う分には構いませんが、意図せぬところで使わぬよう、気をつけましょう。