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日本語→日本語訳

電話口で…「母と代わります。」
この場合、英語ではなんと言いますか?ちなみに、"I will change my mother." ではありません。これだとまるで魔法でもかけてお母さんを何か別のものに変えるみたい…。

この場合、「私は」「させる」「あなたを」「話す」「母と」とか、「あなたは」「話したほうが良い」「母と」という意味ですから、そこから英語に訳したほうがいいですよね。

英語で日記を書く時は、こうした「日本語の英訳」をしてしまいがち。
例えば、

「今日朝起きたら雨だった。皆でセントラル・パークに行く予定だったのに、残念だ。仕方がないので、皆で博物館にいったみたけれど、案外良かった。」

これをいきなり、英語訳しようとすると、理解不能な英語になってしまう可能性大。

まず、「仕方ないので」という表現でつまづき、英語に直そうと、辞書を調べて、

"Because I had no choice, I went to a museum, but it was a good choice."
「選択肢はなかったので、博物館に行ったが、良い選択だった。」

と、ドンドン意味不明に…。

そうではなくて、まずは、英語の構造を意識しながら、
「誰が」「どのように」「どうした」「何を」「どこで」「いつ」
という形に、「日本語」→「日本語」訳をしましょう。

「私は」「起きた」「朝」。「雨だった」
「私は」「残念だ」
「なぜなら」「私は」「持っていた」「ある予定を」「行く」「セントラルパークへ」「友達と一緒に」
代わりに」「私は」「行った」「博物館に」「皆と一緒に」
「そして」「それは」「良かった」

このように、英語にしやすい日本語に直してから、英語にします。これで、完璧な英語になるとは言えませんが、通じる英語に一歩近づきます。

「日本語」→「日本語」訳する時、うまく単語で表せない語は他の言い方を考えましょう

日本語の「仕方ない」は一筋縄ではいかない言葉で、プロの翻訳家でも、訳し方に工夫をこらします。そんな言葉は、「自分の言える英語」に置き換えるように考えましょう。

「日本語」→「日本語」訳をしながら英単語が出てくるようになれば、「英語で考える」クセがつき始めた証拠です。

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