効果的英語学習計画
英語上達の成功の秘訣は、学習計画をきちんと立てる、これにつきます。
私は中学の頃から、「英語の勉強をしよう!」と心に決めては、何度も挫折してきました。その経験とを踏まえて言うと、私に欠けていたのは、
自分のレベルも考えずに、高レベルの教材に挑戦してみたり、聞き取りに自信がないからと簡単すぎる物に手を出したり、色々間違いだらけの教材選びをしました。
しかも、英語を勉強する理由が「バイリンガルってかっこいい」程度だったので、目標も定かでなはありません。
勢いがあるのは、学習時間計画だけで、初めから無茶苦茶な「毎日3時間!」を立て、「明日から」「来週から」とどんどん先延ばしにして、結局、何の上達も無いまま、終わっていました。
そんなダメな状態に陥らないためにも、英語の勉強をする前に上の3点をキッチリと見極めましょう。
自分のレベルを知る
自分のレベルを知るのは、簡単なようで難しいです。英語が聞き取れない、話せないという人は、「自分は初級」と思い込むかもしれませんが、文法知識のある·なしで、一日20分·10日間の学習効果は違ってきます。
効果的な学習をするためには、総合的な英語力だけではなく、各分野(聞き取り·英会話能力、読解力·作文能力)の力を見極め、自分の弱点を克服する事です。
アンバランスな英語能力の状態から、少しでもバランスの取れた状態になると、各分野の能力が相互的に伸びてゆくという効果も生み出しますので、まずは、しっかり自分のレベルを把握しましょう (詳しくはレベル判定法へ)。
目標を立てる
「英語ぺらぺらになる」は目標のようで、目標ではありません。漠然とした目標は挫折の原因です。
例えば、TOEIC(R)500点、900点、東大合格、通訳士になる、なんでもいいのです。しっかりとした目標を決めましょう。
目標を決める際、近い目標と遠い目標の2つを決める事です。そのために自分のレベルを知る事は不可欠です。
例えば、英会話力が全くなく、文法の知識も程ほどという人が、「TOEIC(R)900点」を掲げてもちょっと遠いですね。ですから、最終的に900点目指して、まずは、500点レベルを近い目標として設定します。
すでに、700点持っている人は、「TOEIC(R)900点」だけでは近いので、「TOEIC(R)900点とって英語を生かした○○という仕事につく!」といった感じで、先を見据えた目標を設置します。
こうした、近い目標と遠い目標の組み合わせは、瞬発力と持続力を生み出すので、英語学習には不可欠です。
目的を持つ事は、教材選びの参考にもなります。
例えば、同じ初級レベルの人でも、「3年後に留学をする」人と「一年で、旅行で困らない程度の英語を身につける。」人では、身につける情報の質と量がまったく違ってきます。
留学しようとする人が、旅行英会話教材を手にしても非効率ですし、旅行会話程度で良いと思っている人が、分厚いTOEFL対策を手にしても、英語が嫌になるだけです。
ここまで極端に間違える方は少ないと思いますが、案外、自分の目標を見極めないで、難しい教材を手にして投げ出したり、簡単すぎてつまらなくなったりしている事、多いと思います。気をつけましょう。